あんなに悲しかったのに……

 

笑顔を拝見したり

電話の向こうから

笑い声が聞こえてくると

 

その方が 初めて

いらした時のご様子が

浮かぶことがあります

 

憮然とされた表情

 

辛さや怒りを

秘めていたり

 

ただただ

悲しみに

打ちひしがれている方も

 

それでも

何とかしたいと

連絡を下さる

 

ご自分で

ご自分を助けようと

しているのですよね

 

愛とは

『自分自身の幸せを願う態度』

『日々行われる決心』と

読んだことがあります

 

皆様が

ご自分の幸せのため

辛い中でも

動き出している

 

 

【以下掲載許可をいただいております】

 

ある女性は

突然 

夫を亡くしました

 

彼を

頼りにしていたからこそ

その後の 

生活・子育ては

不安でいっぱいに……

 

身近な人を失くしたら

「後悔」や「なぜ?」で

いっぱいになりますし

 

自分自身を 

どう支えていけば

いいのかも

わからなくなる

 

同じ境遇の方の

集まりに行ったけれど

ただ ただ

悲しみに暮れるのは

違うと 感じたそうです

 

彼女は

話すだけではなく

疑問を私に投げかけ

ご自分にはない考え方も

吸収してくださいました

 

同時に

講座で学びも得て

今までの彼女なら

しなかっただろうことを

行動に移されていました

 

そしてまた 話し

ご自分を振り返る

 

「次はこうしてみようと思う」

と 決意をし

行動に移す……を

繰り返していらっしゃいます

 

三回忌が終わった日

お話をさせていただく

機会を頂戴しました

 

彼女に 

また一つ難題が……

でも

電話の向こうから

時々 笑い声が

 

『あの時

涙もでないくらい

辛かったのにね』

……と

二人でしみじみ

 

でも 

彼女は笑っている

 

さらに

目の前にやってきた

新たな難題に

向き合おうと

するだけではなく

 

自分以外の人を

心配し 

支えよう

役に立とうとしています

 

こちらも背筋が伸びます

 

彼女からは

時々 亡くなった

ご主人さまのお話を

伺います

 

愚痴もあれば

キュンとする話も

「向こうで

こう言ってるかしら?」と

二人で笑います

 

思い出し

話す人がいる間は

その方が

”生きている時間”だから

 

これからも……

 

何度でも……

 

彼女の頑張りを

彼はみていると

私は信じています

 

皆さまからいただいた紅茶

今は お客様と

共有できませんが

家族で ありがたく

頂戴しております